ここ数年、勢力の強い台風の接近や上陸で大変大きな被害が出ております。勢力の強い台風が増えている一因として地球温暖化の影響が指摘されています。
今後も強い勢力を持つ台風の襲来は益々増えるといわれています。台風の被害を最小限に食い止めるには、台風の情報を集め、備えの強化や避難場所の確保が求められてきます。
一般家庭だけでなく店舗や会社も共通として必要なのが窓ガラスの台風対策です。風速が20mを超えてくると瓦や傘、看板も飛んでくるかもしれません。
強風に飛ばされてきた物がガラスにあたるとガラスは割れて飛散してしまいます。窓ガラスの台風対策はしっかりと準備しましょう。
【窓ガラスの台風対策】養生テープの貼り方
ガラスが割れて飛散すると部屋内にガラスが飛び散り大怪我をする原因となります。ガラスの飛散を防ぐには養生テープを米印に貼るのが効果的といわれています。
【窓ガラスの台風対策】養生テープを貼る際の注意点
➀養生テープの効果
養生テープの効果は窓ガラスの飛散を防ぐものであり、窓ガラスの割れ防止にはなりません。窓ガラスが割れないようにするには雨戸やシャッターを閉めるなどの方法しかありません。
➁養生テープの代わり
養生テープの代わりになる物としては飛散フィルムがあります。飛散フィルムはUVカットや目隠しのできる色付きもあり防犯対策にもなります。
但し、フィルムは養生テープと比較すると貼るのにガラスのサイズに合わせてカットしたり貼った後の仕上げ(空気抜き)で手間がかかってしまいます。
逆に養生テープのように都度、貼ったり剥がしたりする手間がなく見栄えはいいので、前もって準備できる方にはお勧めです。
養生テープの代わりにガムテープでも代用は可能です。但し、粘着力が強い為、窓ガラスに跡が残る可能性が高いので注意が必要です。
【窓ガラスの台風対策】養生テープの購入の仕方
養生テープはホームセンターだけでなく、文房具店、100円ショップ、もちろんネットショッピングでも購入可能です。一般的な養生テープは幅50㎜が主流ですが100円ショップのは幅40㎜を扱っている所が多いようです。
2019年9~10月の台風15号、19号の際は関東の養生テープが店舗からなくなってしまいました。備えとして養生テープは必ず複数個を在庫しておくとよいでしょう。
養生テープのメーカーによっては剥がした跡が窓ガラスに付くのでご注意下さい。『ダイヤテックス』の養生テープはお勧めのメーカーです。
養生テープを窓ガラスに貼る際の必要長さ
一般的な規格の引き違い窓ガラスは高さが約180㎝、幅が75㎝程度かと思われます。上下2枚に分かれている種類も多いと思いますが、ここに養生テープを米印に貼っていくとすると1枚の窓ガラスで8m弱の養生テープが必要になってきます。
使用するガラスのサイズや枚数で異なってきますので参考として下さい。
窓ガラスの台風対策としては予想以上に養生テープを使います。複数個は自宅に在庫しておいた方が安心です。
まとめ
- 窓ガラスに貼る養生テープはガラスの飛散対策(割れ防止ではない)
- 養生テープは窓ガラスに米印に貼る
- 養生テープは窓ガラスに跡が残らない安心な物を買う
- 養生テープの代わりは飛散フィルムでも対応可能
- 養生テープは予想以上に使用するので複数個は在庫しておく
台風対策はできる限りの対策が必要です。普段から備えを行うことはとても大事なことです。台風が来てから慌てることのないよう準備をして被害を最小限に食い止めましょう。