スギ薬局の創業者夫妻が新型コロナウイルスのワクチンを優先的に打とうとしたことが問題になっています。
池袋暴走事件でよく耳にするようになった「上級国民」が気になりますね。
今回の記事は
・上級国民とは?ワクチンが優先される?
・上級国民のメリットはあるのか?
以上のテーマで書かせて頂きました。
上級国民とは?

上級国民とは一般国民とは違う上級の国民を表すネット上などで用いられている俗語である。
東京オリンピックの公式エンブレムを五輪組織委員会の武藤敏郎事務総長が、「専門家にはわかるが、一般国民は残念だが理解しない」と失言したエンブレム騒動から、上級国民という言葉が一般的に使われるようになった。
言葉の定義は明確に決まっておらず単に富裕層や上流階級を指すこともあれば、一般人の理解を超えた言動をする政治家・専門家・官僚等を指す場合もある。
引用:Wikipedia
上級国民という言葉が一般的によく使われ出したのは、池袋暴走事件からです。2019年に発生したこの事故は、母子2名の死亡を含む9名が負傷したにも関わらず、いまだに解決せず、加害者は逮捕されていません。
この加害者の男性は当時87歳、旧通産省の官僚だったこともあり、上級国民は逮捕されないと国民の反発を買いました。
上級国民という言葉は元々、武藤事務総長が一般国民をバカにしたような発言をしたことがきっかけのため、対峙している上級国民には良いイメージがなく、攻撃の対象になっている時に使われているようなイメージです。
今回も、スギ薬局の創業者夫妻が新型コロナウイルスのワクチンを優先的に打とうとしたことで影響力のある元2ちゃんねる管理人のひろゆき氏が皮肉ったことがニュースになりました。
では実際にワクチンを打つことができるのか、次の項で書かせて頂きます。
上級国民はワクチンが優先される?

上級国民だからワクチンが優先されるということはありません。
しかし、立場ある方から依頼がきたら何らかの対応をせざるを得ないというのが実情だと思います。
スギ薬局の創業者の件は、愛知県西尾市の副市長が動き予約枠を優先確保するよう指示をしたというから驚きです。結果、騒ぎが大きくなり、創業者夫妻はキャンセルを行い謝罪する形になってしまいました。
新型コロナウイルスが拡大していた1年前にスギ薬局は、リスクのある中、奮闘している全従業員に臨時ボーナスを出したことで世間の評価が上がりましたが、今回の件で一気にイメージがダウンしましたね。現に株価にまで影響しているようです。
上級国民のメリットはあるのか?

政治家が交通機関が無料になるなどのメリットはあるでしょう。
上級国民ではどうなのか?、スギ薬局の件にもあるように、依頼により便宜を図るようなことは昔から少なからずあったはずです。
少ない募集枠の中に入れる、軽微な交通違反をもみ消す、私自身も過去に見たり聞いたりしたことがあります。
ただ、池袋暴走事件のような大事件で上級国民への扱いを変えることは難しいですが、裁量の範囲内では配慮していることは見てもわかります。
加害者を容疑者と呼んでいないなど話題になりましたね。
明示された明確なメリットと言えるものではないですが、政治的な忖度や配慮などがあるのは事実でしょう。
地位や名誉などのステータスも人によってはメリットと感じる方もいるではないでしょうか。
まとめ
今回は「上級国民とは?ワクチンも優先される?メリットはあるのか?」と題して記事を書かせて頂きました。
最後にまとめです。
- 上級国民は、上級の国民を表すネット上などで用いられている俗語
- 級国民という言葉が一般的によく使われ出したのは、池袋暴走事件
- 上級国民だからワクチンが優先されるということはない
- 上級国民からの依頼により便宜を図るようなことは昔からある(少ない募集枠の中に入れる、軽微な交通違反をもみ消すなど)
今の時代、ちょっとしたことがSNSで拡散されます。上級国民であっても特別扱いは難しくなってきているでしょう。
スギ薬局の創業者夫妻は早々に謝罪を行いましたが、失ったものは大きかったですね。
最後までお読み頂きありがとうございました。