東京パラリンピック選手入場で、びっくりした選手がいました。
身長2.46mのモルテザ・メヘルザード選手(イラン)です。
現在、世界で2番目の身長のようです。正に歩く人間山脈ですね。
シッティングバレーボールのエースであり、リオデジャネイロ大会の金メダルの立役者でもあるようです。
今回は以下のテーマで記事を書かせて頂きます。
・モルテザ・メヘルザードのプロフィール
・モルテザ・メヘルザードの戦歴
・モルテザ・メヘルザードの障害は?
・シッティングバレーボールとは?
モルテザ・メヘルザードのプロフィール
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名前 | MEHRZADSELAKJANI Morteza |
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生年月日 | 1987年9月17日 |
出身 | イラン |
身長 | 2.46m |
パラリンピック種目 | シッティングバレーボール |
カスピ海に面したケラーチャイという漁業の町に生まれたメヘルザード選手は、小さいころはとてもやんちゃな子供だったようです。
小学生のときは、友達より身長が低いぐらいだったようですが、身長が伸び出したのは10代後半からのようです。
これは意外でしたが、身長が伸び出した理由は後の頁で説明させて頂きます。
あまり知られていませんが、イランはシッティングバレーが盛んで、なんとクラブチームが200、競技人口は5,000人を超えるメジャースポーツのようです。
そこでメヘルザード選手はトップに君臨しているようですね。
モルテザ・メヘルザードの戦歴
メヘルザード選手の戦歴を調査したのですが、情報があまりありませんでした。
ここでは、2016年のリオデジャネイロパラリンピックを紹介します。
メヘルザード選手率いるイランはシッティングバレーボールで決勝まで勝ち進み、ボスニアと対戦しています。
この試合でメヘルザード選手は勝ち点28を獲得し、試合得点王に輝き、イランに金メダルをもたらしています。
メヘルザード選手が活躍している動画を観ましたが、高身長でのアタックやブロックには相手チームも歯が立ちません。もはや反則級ですね。(笑)
当然、今回の東京パラリンピックでもイランは優勝候補です。
モルテザ・メヘルザードの障害は?
メヘルザード選手は成長ホルモンの病気アクロメガメと診断され身長が伸び続ける一方で15歳の時に自転車事故の影響で右足の成長が止まり、歩行が困難になったようです。
15歳の時には1.9mだった身長は事故をした後も伸び続け、最終的に2.46mまで伸びたようです。
パラリンピック選手入場の際に足を引きずったような歩き方になっていましたが。右足は左足に比べ15cm短いそうです。
青春時代に起きた事故のために障害を負い、ふさぎ込んで約7年ほどは引きこもりだったようですが、メヘルザード選手は成長ホルモンの病気と歩行困難の二つの病と戦っていたわけですから当然だと思います。
しかし、22歳の時にシッティングバレーと出会ったことが転機となったようで、今ではイランの英雄とまでいわれています。
大変な苦労はあったと思いますが、スポーツの力というのは本当に素晴らしいですね。
シッティングバレーボールとは?
シッティングバレーボールは、床に臀部(でんぶ)の一部が接触した状態でプレーするチーム競技だ。1チームは6人で編成し、一般のバレーボールよりもネットの高さを低くし、狭いコートで行う。サーブ、ブロック、スパイクなどの際に床を臀部から浮かしてはならないが、レシーブの際に短時間なら離床はOKとされている。1956年に戦争で負傷した人によって考案された歴史があるが、国内では現在、健常者の人たちも楽しめるスポーツとして普及が期待されている。
引用:パラサポWEB
6人制と異なり、大きな見どころが相手チームのサーブをブロックすることが許されています。サーブをする選手は、メヘルザード選手を外して狙い打たないといけないので高度な技術が求めらます。
相手チームは高身長のメヘルザード選手がいるだけでかなりのプレッシャーでしょうね。このあたりをわかった上で観ると一段と楽しく観ることができるのではないでしょうか。
まとめ
今回は「モルテザ・メヘルザード(イラン)のプロフ!シッティングバレーとは?」について記事を書かせて頂きました。
最後にまとめです。
●イランはシッティングバレーが盛んで、なんとクラブチームが200、競技人口は5,000人を超えるメジャースポーツ
●メヘルザード選手の身長は2.46m
●2016年リオデジャネイロパラリンピックではイランはシッティングバレーで金メダルを獲得
●成長ホルモンの病気と同時に15歳の時に自転車事故の影響で右足の成長が止まり、歩行が困難となり約7年の引きこもりとなる
メヘルザード選手が出場するシッティングバレーは8月27日から予選が開始されます。
メヘルザード選手の活躍を期待したいですね。
最後までお読み頂きありがとうございました。