8月29日、夏の全国高校野球決勝は智弁和歌山と智弁学園の兄弟校対決となり話題になっています。
智弁和歌山には、和歌山大会で活躍している本格派のピッチャー伊藤大稀投手がいます。
ドラフト候補でもある、伊藤大稀投手のことが気になりますね。
今回は以下のテーマで記事を書かせて頂きます。
・伊藤大稀(智弁和歌山)のプロフィール!
・伊藤大稀(智弁和歌山)の戦歴
・伊藤大稀(智弁和歌山)のドラフトや進路を調査
・伊藤大稀(智弁和歌山)の甲子園決勝登板は?
伊藤大稀(智弁和歌山)のプロフィール!
名前 | 伊藤大稀(いとうだいき) |
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年齢 | 18歳(2021年度) |
出身 | 和歌山県かつらぎ町 |
身長 | 184cm |
体重 | 87kg |
出身校 | かつらぎ町立笠田中学校 → 智弁和歌山高校 |
恵まれた体格に最速147キロの直球を投げる伊藤投手ですが、中学に入った頃は決して目立つ選手ではなかったようです。
伊藤投手が入学した笠田中学校の野球部は休部状態だったようですが、伊藤投手を含め野球経験者6名で学校に野球をやりたいと希望したそうです。
ここからがドラマチックな漫画のような話です。これを読んだら間違いなく伊藤投手を応援したくなりますよ。
- 学校が提示した条件は「部員10人を集めれば野球部の復活を認める」
- 1学年60名しかいない中学で12人の部員を集め野球部復活(オール1年生)
- 春季大会はユニホームが間に合わず、真っ白な練習着で大会に出場。コールド負けを喫す。
- 練習が終わっても、近くのグラウンドに集まって再び野球を楽しんでいた。
- ときどきピッチャーをやる程度だった伊藤投手の身長が急激に伸び球速が上がっていった。
- 伊藤投手がエースとなり2018年春の全日本少年軟式野球大会、夏の全国中学校軟式野球大会と、全国大会に春夏連続出場する。
この漫画のようなストーリーがなければ、智弁和歌山の伊藤投手は誕生せず、全然違うスポーツ選手になったいたのかもしれませんね。
今でも笠田中学校の野球部メンバーはとても仲が良く、SNSを通じてコミュニケーションを取っているようです。
伊藤大稀(智弁和歌山)の戦歴
現段階では、甲子園ではあまり登板がない伊藤投手ですが、和歌山大会では大活躍しています。
対戦相手 | 回数 | 被安 | 奪三 | 四死 | 失点 | 球速 |
箕島高校(2回戦) | 1 | 0 | 2 | 0 | 0 | 147 |
初芝橋本(準々決) | 4 | 3 | 7 | 1 | 1 | 144 |
和歌山東(準決勝) | 1 | 1 | 1 | 2 | 0 | 140 |
市和歌山(決勝) | 6 | 5 | 4 | 0 | 1 | 143 |
エース中西選手の継投が多かった伊藤選手ですが決勝では、優勝候補であった市立和歌山高校の小園投手と投げ合い、7回途中1失点と好投したことが甲子園出場を決めた大きな要因です。
小園投手との投げ合いを制したことは間違いなく、伊藤投手の自信にも繋がったでしょう。
伊藤大稀(智弁和歌山)のドラフトや進路を調査
2021年度和歌山県のドラフト候補を調べてみましたが、ピッチャーでは多くの候補がいますので上位5人の候補者を上げさせて頂きます。
小園 健太(市立和歌山高校) 152km/h
中西 聖輝(智弁和歌山高校) 147km/h
中川 大雅(箕島高校) 143km/h
田中 輝映(向陽高校) 144km/h
伊藤 大稀(智弁和歌山高校) 143km/h
最大評価の小園投手は和歌山大会で残念ながら智弁和歌山に敗れ、甲子園出場を逃していますが、140キロ台のカットボールで、プロでも手こずりそうな球、他にもカーブ、ツーシームを織り交ぜた投球が持ち味です。
間違いなくプロに進むのではないかといわれています。
市立和歌山高校を破り、甲子園で活躍している智弁和歌山はエースの中西投手と共に伊藤投手も候補として上がっています。
現在、伊藤投手は進路を名言していません。甲子園が終わり、正式に進路を考えていくと思われますが、自身の課題である変化球を磨くために大学進学で考えているのではないかと予想しています。
伊藤大稀(智弁和歌山)の甲子園決勝登板は?
高校野球 決勝は「智弁対決」に https://t.co/leahTuKGBl
智弁和歌山は19年ぶりの決勝進出で2000年以来21年ぶり3度目の優勝、智弁学園は初の決勝進出で初制覇を目指す。
甲子園大会で智弁和歌山と智弁学園の対決は春夏通じて1度だけあり、02年夏の3回戦では智弁和歌山が7―3で勝った
— 産経ニュース (@Sankei_news) August 28, 2021
対智弁学園との決勝は、エース中西選手で戦う可能性が高いでしょう。
準決勝で近江を4安打1失点に抑え、初完投勝利を挙げ今秋ドラフト候補で一気に評価が上がったのではないでしょうか。
一方で披露がたまっているのも間違いありません。
奮闘している中西投手に代わり、和歌山大会で市立和歌山高校戦で先発を務めた伊藤選手のサプライズ登板の可能性も十分にあるでしょう。
和歌山大会の決戦を前に伊藤投手は中学時代の野球部のみんなと繋がっているグループチャットで以下の書き込みをしたそうですが、ちょっと泣けてくる内容です。
「笠田中のみんなの思いを背負ってやるから、見ててくれよ!」
伊藤投手の書き込みは有言実行になりましたよね。
きっと中学野球部メンバーも伊藤投手の登板を期待していることでしょう。個人的にも伊藤投手にマウンドに上がってもらいたいものです。
まとめ
今回は「伊藤大稀(智弁和歌山)のドラフトや進路を調査!甲子園決勝登板?」について記事を書かせて頂きました。
最後にまとめです。
●最速147キロの直球を投げる伊藤投手ですが、中学に入った頃は決して目立つ選手ではなかった
●伊藤投手が入学した笠田中学校の野球部は休部状態だったが部員を集め1年生だけで野球部を復活させた
●和歌山大会では優勝候補であった市立和歌山高校の小園投手と投げ合い、好投したことが甲子園出場を決めた大きな要因
●伊藤投手は現段階では進路を名言していない
●エース中西投手に代わり、和歌山大会で市立和歌山高校戦で先発を務めた伊藤選手のサプライズ登板の可能性もある
第103回全国高等学校野球選手権大会は8月29日の14:00開始予定です。
素晴らしい決勝戦になるのは間違いないでしょう。できれば伊藤投手の活躍を観たいですね。
最後までお読み頂きありがとうございました。