5月17~18日に予定されているバッハ会長の来日に対し橋本聖子会長は7日の記者会見で「来日は正直に申し上げて非常に厳しいのではないか」との認識を示しました。
バッハ会長の来日がオリンピック開催への一つの目印になるため、正式な発表が気になるところです。今回は下記のテーマで記事を書かせて頂きます。
・バッハ会長の来日の目的は?
・バッハ会長の来日は見送りになる?
・バッハ会長の来日見送りでオリンピックへの影響は?
バッハ会長の来日の目的は?

- 広島で行われる聖火リレーに参加予定
- 五輪開催2か月前の視察
- 大会組織委員会のトップとの会談で五輪開催を世界にアピール
バッハ会長の来日スケジュールでは17日は広島市を予定しています。「平和記念公園」で慰霊碑に献花し、広島県の聖火リレーの到着式典への出席するそうです。
広島への訪問はバッハ会長からの提案のようです。
オリンピックは、世界平和を究極の目的としたスポーツの祭典ですので原爆の被害を受けた広島を訪問するのはアピールとしては効果は高いのでしょう。
18日は都内で大会組織委員会との会談となりますが、バッハ会長が来日することで安全性を含めて五輪開催の確認を行います。
バッハ会長が来日して五輪開催をアピールした後に開催が中止になれば、バッハ会長(IOC)のイメージはかなり悪くなります。当然、バッハ会長も認識していると思うので、来日を果たす場合は開催を確信したときではないでしょうか。

バッハ会長の来日は見送りになる?

5月7日、菅総理大臣は緊急事態宣言について東京、大阪、兵庫、京都の4都府県の来週11日の期限を今月31日まで延長するとともに、愛知県と福岡県を来週12日から対象地域に加えることを決定しました。
大会組織委員会の橋本会長は、7日の記者会見で緊急事態宣言延長に伴いバッハ会長の来日は困難との見方を示しています。
現段階では、正式決定ではありませんが緊急事態宣言の中で来日を果たせばIOCだけでなく、大会組織委員会の印象も悪くなります。今回のバッハ会長の来日見送りは間違いないでしょう。
但し、来日の延期の可能性はまだ残されています。近々、橋本会長より7日のバッハ会長の来日の中止と状況により6月での来日の延期?の報告があるかと思います。
バッハ会長の来日見送りでオリンピックへの影響は?

バッハ会長が来日できるかどうかが五輪開催可否の一つの目印ではあります。
しかし、バッハ会長が来日しないと五輪開催できないわけではありません。
フジテレビ系MCの坂上忍さんはバッハ会長の来日に「別に来なくていいんだから。リモートでやりゃあいいじゃん」と指摘し「来るからさ、迎え入れなければいけなくなる」とコメントしています。
坂上さんの歯に衣着せぬ発言は時折、視聴者から反発を買い炎上することもありますが、今回の発言に関しては正論だと思います。
バッハ会長が来日せずとも世界にアピールは可能です。来日見送りになれば五輪開催の影響ゼロではありませんが、開催とは無関係と考えて問題ないでしょう。
日に日に増している五輪中止論も気になるところではありますが、大会組織委員会もIOCも現段階では開催を諦めていないので進捗を見守るしかない状況です。
まとめ
「バッハ会長の来日の目的は?見送り?オリンピックへの影響は?」と題して記事を書かせて頂きました。
今回のまとめです。
- バッハ会長の来日目的➀広島訪問➁開催2か月前の視察③五輪開催のアピール
- 緊急事態宣言が延期された以上、バッハ会長の来日は中止もしくは延期になる可能性が高い
- バッハ会長の来日は五輪開催には影響はない
- 大会組織委員会もIOCも現段階では五輪開催を諦めていない
希望と勇気を与えてくれるオリンピックです。個人的には、無観客でもいいので選手の安全を第一として開催できることを願っています。
最後までお読み頂きありがとうございました。

