IT企業のサイボウズが3月28日、定時株主総会で、取締役17人を選出したと発表がありました。
驚いたことに、取締役の中に新卒1年目の社員がいるということです。お名前は岡田陸さん(23)です。
驚きがもありますが、夢もあるなと多くの方が思ったのではないでしょうか
どのようにして岡田さんは取締役になったのか、所属部署や年収、学歴も含めて調査したいと思います。
サイボウズ株式会社
サイボウズ株式会社は、東京都に本社を置く1部上場会社のソフトウェア開発会社です。
主力商品である業務アプリ構築クラウドサービス「kintone」が有名ですが、最近では「がんばるな日本」というインパクトの強いコマーシャルを思い出す方も多いのではないでしょうか。
サイボウズの取締役の選出方法
サイボウズ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:青野慶久、以下サイボウズ)は今後、年齢や役職等を問わず自薦・他薦含む社内公募で次期取締役候補を選出することを発表いたします。
引用:サイボウズ公式
社内公募で取締役を選ぶのは珍しいことではないでしょうか。
ちなみにサイボウズは2020年12月3日に公募を開始して17名の取締役候補者が集まったようです。
この際に新卒社員の岡田陸さん(23)や入社2年目の女性社員 山田翠さんも候補しました。
【新卒一年目、取締役に立候補しました】
今のところ立候補しただけですが、誰でも立候補しても良いとのことだったので立候補しました! https://t.co/MEteVJsPbr— 岡田 陸 (@tibitaazsa) December 22, 2020
2021年3月28日に定時株主総会で取締役17人を選出したようです。つまり応募した方は全員、取締役になったということです。
すごいですね。自分の部下が取締役になることを想像したら!?いや想像が付かないです。
サイボウズの公式HPの中にあるサイボウズ式と呼ばれる情報サイトの中で山田副社長が取締役に関するインタビューに回答していて興味深かったので一部抜き出して紹介させて頂きます。
- 経験や知識をもとにするのではなく、「この文化に理解があり、共感してくれる」人が取締役を務める
- サイボウズの新しい取締役は権限を行使する必要がないことが前提
- 特別な権限があるわけではない。取締役としての報酬もない
- リスクはほとんどないので、「おもしろいやん!」と思って挑戦する人が増えてくれたらうれしい
一般的な会社の取締役とは全く役割や考えが違うようですね。
それでも自ら手を上げるという行動力は素晴らしいことですし、そのような方の意見こそ尊重されるべきなのかもしれません。
社風的に素晴らしい会社だなと感じます。
入社1年や2年の写真の名刺に一部上場会社の取締役の肩書き。それにしてもすごいです。
サイボウズの岡田陸さんの所属部署
一部上場の取締役である岡田陸さん(23)非常に興味深いですよね。
所属部署は人事本部採用推進部のようで採用活動を行っていらしゃるようです。
学生さんに対して岡田さんが「夢のある会社だよ!」と話しするだけで説得力あると思いませんか?
岡田さんのツィートを見ていると副社長をOsamuさんと書きこんでいらしゃしました。社風的に役職を付けて呼ばないのかもしれませんね。
服装もカジュアルで新しい会社だなという感じがします。
岡田陸さんの取締役年収
前述した山田副社長のインタビューにあったように今回選出された取締役は役員としての報酬がなさそうです。
サイボウズの平均年収を調べたところ599万円のようです。民間の平均よりは高いことがわかります。新入社員の年収は想定で450万円程のようです。
岡田さんの年収は取締役になったとしても役員報酬がないということは新入社員の年収とほぼ変わらないのではないかと予想されます。
岡田陸さんの学歴
前期までの取締役・執行役員の顔写真と卒業大学は公式HPの方に掲載があります。
今回の取締役に変わりHPの掲載がどのようになるかわかりませんが現状では岡田さんの学歴はHPなどには掲載がありませんでした。
しかし、岡田さんのものと思われるFacebookを見つけることができました。そちらには立命館大学卒業と記載がありました。
さすが優秀な方ですね。
これから岡田さんは、会社だけでなく世間でも注目を集めていかれるのではないでしょうか。
まとめ
・サイボウズの取締役は社内公募
・取締役に経験や知識は必要なく「この文化に理解があり、共感してくれる」人が取締役を務める
・岡田陸さん(23)は人事本部採用推進部
・岡田さんの年収は役員報酬がなく新入社員の給与と大きく差がないのでは
・岡田さんが立命館大学卒業
今回のサイボウズの取締役の決定に関しては、非常に話題になりました。
社内公募に関して世間の人は肯定する方ばかりではないでしょう。
結果が出るのも少し時間がかかると思いますが、他社のモデルになる面白い取り組みだとは思います。
今後のサイボウズの動きに注目しておきたいですね。